壁紙クロスの種類と特徴|自分にあった壁紙が見つかる
2024.01.12新築を建てる際の壁紙や気分を変えたい、汚れてきた等のきっかけで壁紙クロスのリフォームを考えるのではないでしょうか。
また、壁紙の張り替える目安は約10年と言われています。汚れている、破れている、剥がれている、カビが生えているというのも張替のタイミングです。
壁紙は、素材や種類、デザインも多いため、悩んでしまいますよね。
そこで今回は、壁紙クロスの種類・特徴・メリット・デメリット・どういった方におすすめかをご紹介いたします!
自分にあった壁紙を見つけ、気持ちのいい毎日を過ごしましょう♪
壁紙クロスの種類
壁紙クロスの代表的な素材には、以下の6種類がございます。
・ビニールクロス
・紙クロス
・布クロス(織物クロス)
・木質調クロス
・無機質調クロス
・オレフィンクロス
各素材の特徴やメリット・デメリット・どういった方におすすめか詳しくご紹介いたします。
ビニールクロス【特徴・メリット・デメリット・こんな方におすすめ!】
「ビニールクロス」は、日本の住宅で多く使用されています。
ポリ塩化ビニルを主原料とする壁紙のことです。
ビニールという素材は、様々な加工がしやすい特性を持っているため、凹凸のあるエンボス加工や色、柄等のバリエーションが豊富です。
【メリット】
・価格が安い
→材料費が安く、施工も高度な技術を要さない
・拭き掃除がしやすい
→水を通さないため、油汚れも拭き掃除で落とせる
・デザインや色、柄のバリエーションが豊富
→ビニールという素材は、様々な加工がしやすい特性を持っている
・耐久性・消臭・抗菌・防カビなどの機能を備えた製品もある
【デメリット】
・長持ちしない
→年数が経ってくると、黄ばんできたり、継ぎ目がはがれやすくなったりする
・環境面・健康面に悪影響がある場合もある
→有害物質であるホルムアルデヒドが接着剤に含まれている場合があります。
ホルムアルデヒドはシックスハウス症候群などアレルギー反応が起こる可能性があります。
壁紙を焼却して廃棄する際に有害物質であるダイオキシンが出てしまうことも心配されている
傾向にあります。
ビニールクロスはこんな方におすすめ!
・コストを安く抑えたい方
・掃除が楽なクロスにしたい方
・自分の好きなように壁紙を選びたい方
・あまりアレルギーを気にしていない方
紙クロス【特徴・メリット・デメリット・こんな方におすすめ!】
「紙クロス」は、欧米で多く使用されています。
壁に洋紙や和紙を貼り付けるタイプの壁紙です。
バルブを用いた洋紙タイプ、和紙を原料としたものや合成紙タイプ等があります。
【メリット】
・音を吸収する
・空気を通す
→紙素材なので通気性がいい
・デザインが豊富
→欧米の王室などでも使用されているため、他のクロスにはない高級感がある
・健康面も安心
→木製の素材を壁紙にしているため化学製品によるアレルギーや有害物質発生のリスクが低い
【デメリット】
・水に弱い
→商品によって水拭きができるものとできないものがある
紙なので水分に弱く掃除がしにくい
・継ぎ目がわかりやすい
→時間経過によって膨張・収縮する可能性があるため継ぎ目が目立ちやすくなる
紙クロスはこんな方におすすめ!
・高級感・上品にしたい方
・和室や寝室の壁紙を考えている方
→和室:和紙 寝室:静かで通気性がいい
布クロス(織物クロス)【特徴・メリット・デメリット・こんな方におすすめ!】
「布クロス」は、レーヨン、ポリエステルなどの合成繊維、絹や麻などの自然繊維を原料とした壁紙のことです。織物クロスとも呼ばれます。
高級感のある仕上がりになりやすいことが特徴でホテルや旅館、美術館等で使用されることが多いです。
【メリット】
・高級感ある上品なイメージに仕上がる
→布を活かした風合い、凹凸感が美しい
・通気性・調湿性に優れている
→通気性に優れているため、空間の湿気が多い時は余分な湿気を吸収し、乾燥時には水分を放出してくれる
【デメリット】
・汚れが付着すると落としにくい
→凹凸があるクロスなため一度汚れがついてしまうと落とすことが難しい
・埃を吸収しやすい
布クロス(織物クロス)はこんな方におすすめ!
・高級感のある空間にしたい方
・頻繁にお掃除することを苦に感じない方
木質調クロス【特徴・メリット・デメリット・こんな方におすすめ!】
「木質調クロス」は、薄くスライスした天然木やコルクに、紙などを貼り合わせて作られた壁紙です。
天然木で温かみのある雰囲気になります。
【メリット】
・調湿効果がある
→天然木やコルクには調湿効果があり、お部屋の中の湿度を快適に保つことが期待される
・空間全体がスタイリッシュになる
→腰壁として使用するとスタイリッシュになり、おしゃれな内装に仕上がる
・天然木の温かみ、落ち着いた雰囲気に仕上がる
→天然木やコルクを素材にすることにより温かみのあるカントリー風な雰囲気に仕上がる
【デメリット】
・他の壁紙と比較すると価格が高くなりやすい
→天然素材のため全く同じ模様の製品を探すことが難しい
全体的に張るのではなく、アクセントクロスとして使用されることが多い
・水拭きできない
→水分を含むと壁紙の模様にシミやムラができてしまい、耐水性が低い
木質調クロスはこんな方におすすめ!
・木やコルクの素材がいい方
・スタイリッシュな空間にしたい方
・アクセントや腰壁を考えている方
無機質調クロス【特徴・メリット・デメリット・こんな方におすすめ!】
「無機質調クロス」は、珪藻土や漆喰といった自然素材の土や石、セラミックやガラス繊維などを元に作られています。
塗装した壁のような独特のザラザラとした質感です。
【メリット】
・防火性に優れている
→不燃性の素材を用いている
・塗装するよりも安い価格で同じ雰囲気を味わえる
・珪藻土は調湿性・消臭効果がある
→湿度が40%以下になると湿気を吐き出し、部屋の湿度を住みやすい状態に保ってくれる
水分を吸い込む際にホルムアルデヒドなどの有害な成分も一緒に吸着するので、部屋に充満した嫌な臭いを
取り除く効果もある
【デメリット】
・水拭きできない
→シミになる可能性があるため、汚れを落とす場合は消しゴムなどを使う
・塗装よりは調湿性・消臭効果が弱い
無機質調クロスはこんな方におすすめ!
・安く塗装を感じたい方
・独特な質感にしたい方
オレフィンクロス【特徴・メリット・デメリット・こんな方におすすめ!】
「オレフィンクロス」は、ポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂を主原料として作られた壁紙のことです。
ビニールクロスに近い性質を持っていて塩化ビニール使用を軽減するために普及してきました。
【メリット】
・水拭きができる
→汚れに強く、ほこりや手垢がついた場合は水拭きで大丈夫
・環境に優しい
→焼却した時に煙・塩化水素などの有害ガスをほぼ発生しない
【デメリット】
・高価になりやすい
→環境面に優れている分ビニールクロスに比べて少し高価になりやすい
オレフィンクロスはこんな方におすすめ!
・ビニールクロスがいいけど環境面を気にされている方
・安全なクロスを使用したい方
壁紙(クロス)の種類や特徴、メリットデメリットをご紹介いたしました。
各製品の機能性や空間との調和、お部屋によって合う壁紙も異なりますし、
ペットを飼っている方やアレルギーを持っている方のこと等も考えて壁紙(クロス)を選びましょう!
壁紙クロスリフォームについてはマルヰガス東京へ
詳しいことやご相談、ご質問、お家でお困りごとがありましたら、
ぜひ八王子市のマルヰガス東京リフォームへお気軽にお問い合わせください!