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屋根材7種類の耐用年数・特徴・メンテナンス時期

2024.04.15

屋根を一度も点検していなかったり、台風や地震で不安になっても、屋根って自分で見ることが難しいですよね。
自分の大事なお家の屋根材、その特徴と耐用年数を知って、安心安全なお家にしましょう!
屋根には何種類もの素材があります。
今回は7種類の屋根材の特徴と耐用年数をご紹介いたします
「スレート」「ガルバリウム鋼板」「アスファルトシングル」「日本瓦」「セメント瓦」「トタン」「陸屋根」です。

1つ1つ特徴、耐用年数、メンテナンス時期、メリットデメリット、こんな方におすすめ!をご紹介いたします!

屋根材の種類と耐用年数の一覧

スレート屋根

スレートとは、セメント成分に繊維質の材料を織り交ぜてできた薄い屋根板です。
スレートは「コロニアル」や「カラーベスト」と呼ばれることがありますが、呼び方が違うだけですべて同じ屋根材です。

一般的に広く使用されていて、デザインやカラーのバリエーションも豊富です。

耐用年数:約25~30年
メンテナンス時期:約8~13年

ーーーメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・カラーバリエーションが豊富
 一般的に広く使用されていて、そのため屋根材メーカーが作るデザインやカラーのバリエーションも豊富です。
・軽量のため耐震性が高い
 厚さ約5~6mmの軽い屋根材で建物にかかる負担が少なく、地震の揺れに強いです。
・価格が安い
 施工に使用する部材がスレート本体以外にほとんどないため、安い価格で施工できます。

ーーーデメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・定期的なメンテナンスが必要
 スレート屋根の素材自体には雨水を防ぐ「防水性」がないため、生産時に塗装をすることで防水性を高めます。 ですが、塗料は紫外線や雨、風などにさらされることで、いずれは剥げてしまい、 塗装が剥げたままにしておくと防水性が失われて雨漏りの原因となる恐れがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
・気候や人の重さで割れやすい
 塗装が剥げて防水性が失われることにより、雨水の吸水と乾燥を繰り返すことでひび割れが起きてしまいます。
・コケやカビが生えやすい
 表面がザラザラしているので、水分が滞留し乾 きにくく、コケやカビが生えやすくなります。

【スレート屋根はこんな方におすすめ】
・なるべくコストを抑えて施工したい方
・屋根の色をこだわりたい方
・定期的なメンテナンスが苦じゃない方

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とは、表面にアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキされた薄い鉄のことです。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムが55%含まれていて、アルミニウムの特徴である耐食性、耐熱性、熱反射性が付与されています。
また亜鉛の犠牲防食機能により、従来のトタンなどよりも耐久性が向上し、錆びやすさが解消されています。
現在の屋根リフォームで最も人気の屋根材です!

メンテナンスしなくても30年ほどの耐用年数があると言われていますが、年数が経つと色褪せるので塗装工事は必要です。

耐用年数:約30~40年・塩害地域では約15年
メンテナンス時期:約20~25年

ーーーメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・軽量で耐震性が高い
 耐震性や耐久性、価格を総合的に比べると最もバランスの取れた素材です。
・防水性が高い
 ガルバリウム鋼板は隙間が少ない傾向があります。水が内部に入り込みにくく、雨漏りを防止する効果が期待できます。
・サビにくい
 ガルバリウム鋼板はアルミニウムが主原料のため、ほかの金属外壁材に比べて錆びにくいです。
・デザイン性が高い
 ガルバリウム鋼板は金属ですが、多くは塗装され、製品によっては独特の質感や模様を持つものもあり、シンプルながらモダンな雰囲気を出すことができます。

ーーーデメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・断熱性・防音性が低い
 ガルバリウム鋼板は金属で、周辺の気温に影響を受けやすいです。そのため断熱性を上げるために、断熱材一体型のガルバリウム鋼板製品にすることで断熱効果と防音効果の問題は解消されます。
・衝撃に弱い
 物が当たるとへこみやすいです。ボール遊びをする際は注意しましょう。
・塩害地域では耐用年数が低い
 沿岸部や工場、森林近くでガルバリウム鋼板を用いると、錆びるリスクが高まります。

【ガルバリウム鋼板はこんな方におすすめ】
・「耐震性」を重視する方
・「30年以上」住む予定の人
・モダンなデザインが好きな人

アスファルトシングル

アスファルトシングルとは、アスファルトで表面をコーティングされたシート状の屋根材です。

北米でのシェア率が高く、100年以上前から使用されている定番の屋根材で日本ではここ10年間で普及した比較的新しい素材です。
シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状にも施工することができます。

耐用年数:約20~30年
メンテナンス時期:約10~15年

ーーーメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・防水性・耐震性が高い
 石粒で覆っているため傷つきにくく、防水性・耐久性が高く、軽量で耐震性も高いため、地震対策にも適した屋根材です。
・デザイン性が高い
 石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあり、洋風な家だけでなく落ち着きのある和風の家にも合います。
・割れや錆びに強い
 薄いシート形状でとても柔らかいことから割れる心配がありません。
・複雑な屋根形状に適応
 柔らかく加工しやすいため複雑な屋根形状に適応できます。

ーーーデメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・剥がれやすい
 表面の石粒がはがれたまま放置しておくことは、劣化を早める原因にもなります。
・コケや藻が生えやすい
 表面がザラザラしているので水が滞留しやすく乾きにくいためコケやカビが生じやすい。

【アスファルトシングルはこんな方におすすめ】
・デザイン性を重視したい方
・高い耐震性を重視したい方
・屋根の形状に合わせて施工したい方

日本瓦

日本瓦とは、粘土を使った焼きものの日本の伝統的な屋根材です。

日本瓦の耐用年数は50年以上で耐久性が高く、塗り替えの必要がありません。

耐用年数:約50年以上
メンテナンス時期:約10~20年

ーーーメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・耐用年数が非常に長い
・再塗装が不要・再利用が可能

 耐久性が高く、再塗装が不要で、破損がない限りは瓦を繰り返し使うことが可能です。
・断熱性、防音性、耐熱性が高い
 ほかの屋根材よりも重く、厚みもあるため、屋根裏に熱がこもらず、音を遮断してくれます。
・日本に合っている
 瓦は日本らしく、日本の気温・風土に合っています。

ーーーデメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・耐震性が低い
 重量があるため地震の揺れに弱いです。重量があるため、家自体の耐震性が求められます。
・暴風で瓦がずれる
  長年の湿気を吸っていることで土が崩れてきます。 土が崩れ瓦に隙間ができてしまい雨水が入りさらに葺き土が流されて、瓦もズレやすくなってきます。

【日本瓦はこんな方におすすめ】
・日本の伝統的な屋根材にしたい方
・定期的なメンテナンスが苦手な方

セメント瓦

セメント瓦とは、セメントと川砂を混ぜ合わせて作られた屋根瓦のことです。
2010年に日本市場から完全撤退してしまいました。

耐用年数:約30~40年

ーーーメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・耐久性・耐火性に優れている
 燃えにくく、火災の際に住宅が燃え上がるスピードを抑える効果があります。
・デザイン性が豊富
 和風だけでなく洋風のデザインもあり、形状やカラーもたくさんあります。

ーーーデメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・割れやすい
 硬く、しなりがないため衝撃に弱いです。
・定期的にメンテナンスが必要
 原材料がセメントなので瓦の表面に塗装を施す必要があり、定期的にメンテナンスをしましょう。

【セメント瓦はこんな方におすすめ】
・日本の伝統的な屋根材にしたい方
・定期的なメンテナンスが平気な方
・安価で瓦にしたい方

トタン屋根

トタンとは、薄い鉄板に亜鉛めっきをした金属材のことです。
雨漏りしにくく、軽量で安価のため、以前は主流な屋根材のひとつでしたが、現在はより錆びにくい「ガルバリウム鋼板」が登場したため、トタンを使用した住宅は減少しています。

耐用年数:約10~20年
メンテナンス時期:約5~8年

ーーーメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・軽量で耐震性が高い
 屋根の重さによって耐震性が変わります。屋根の軽量化は耐震改修の一つで、軽いトタン屋根は、耐震性が高いです。
・雨漏りしにくい
 大きな金属板を張り合わせるため、継ぎ目が少ない構造をしているため、屋根の傾斜が緩くても、雨漏りがしにくくなります。
・施工がしやすい
 施工が簡単なため、工期も短く安価です。

ーーーデメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・サビが発生しやすく、耐用年数が短い
 鉄板の表面にメッキした亜鉛が剥がれたり傷ついたりすると、そこから鉄板が腐食したりサビが発生してしまうため、耐用年数が短いです。
・定期的なメンテナンスが必要
 経年劣化による古い塗料の剥がれやサビの発生、また、塗装面の色あせや粉っぽさなどの症状あれば、メンテナンスを行うタイミングと言えるでしょう。
・断熱性・防音性が低い
 トタン屋根は金属で、周辺の気温に影響を受けやすく、防音性が低いです。そのため断熱性・防音性を上げるために、屋根の構造を工夫したり、耐熱性・防音性の高い内装材を検討しなければなりません。

【トタン屋根はこんな方におすすめ】
・安価だけど定期的なメンテナンスが苦じゃない方
・すぐに施工を終わらしたい方
・雨漏りのしにくさ耐震性を重視したい方

陸屋根

陸屋根(りくやね、ろくやね)とは、屋上部分に人が立ち入ることのできる、ほとんど傾斜のない平らな屋根です。
雨水の排水が必要なので、わずかに勾配があります。
全面改築する場合を除いて、もとから陸屋根ではない家を陸屋根にはできません。

耐用年数:約12~20年
メンテナンス時期:約10~12年

ーーーメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・屋根のスペースの有効活用
 屋根に立ち入ることができ、太陽光パネルや庭園などに活用できます。
・屋根メンテナンスが簡単
 端から端まで歩いていけるので、勾配のある屋根よりもメンテナンスが容易にできます。
・台風の被害を防止
 風の影響を受けにくいため、台風のように強い風が吹いても壊れる心配はほとんどありません。

ーーーデメリットーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・水はけが悪い
 フラットな形状のため雨や雪などが流れ落ちにくく、水はけの悪さが雨漏りにつながる場合もあるため、防水施工をしましょう。
・メンテナンス頻度が多い
 劣化の状態を把握し、適切なメンテナンスを実施していないと、すぐに雨漏りに発展してしまいます。
・最上階が暑くなりやすい
 屋根には太陽光が絶えず降り注ぎ、陸屋根は屋根裏がないので、最上階が暑くなってしまいます。

【陸屋根はこんな方におすすめ】
・屋根のスペースを活用したい方
・メンテナンスが苦じゃない方

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